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海の仙人 山のやーまん

Tue.22.07.2008 0 comments
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天井の高いラウンジにて3時間ほど時間をつぶす。
仕事でここに来たが、わたしのやる作業がないのだ。
1週間分のテレビ番組やCMを8チャンネル分録画でき、
タレント名や企業名を入力すれば、見たいものが見られるという
レンタルで月160万というテレビで「篤姫」をひとつ見て、
持ってきた本を一冊読み終える。

「海の仙人」という小説。絲山秋子、著。
読んで、この本を渡したい相手が浮かんだけれど渡し方がわからなくて諦める。

読み終えたところで晩ご飯をいただき、
「今日はもう、帰っていいです。」と言うことなので帰る。
外はさらさらとした風が気持ちいい。そういえば、今日は海の日だ。

絲山秋子さんの本とは装丁買い、で出会った。
ヴォルフガング・ティルマンスの冷たい皮膚の下のような装丁で
「ニート」と言う短編集。サバサバした文体が気に入って、
本屋さんに行くと彼女の名前の本を探すようになった。

「海の仙人」は、会社を辞めて敦賀へ移り住んだ男性と、
そこで出会うファンタジーという名の神様と、ふたりの女性の話。
知らない土地に住む、というのは、どういう感じなのだろう。
わたしは、現実と非現実の間をゆらゆら漂っているような小説が好きで、
よく母に「川上弘美さんみたいな本、ない?」と聞くのだけど
「現実が揺らいでるから、今はそんなん読まん!」とぴしゃりと言われ、
こりゃ、自分で探すしかないな、と思って、いろんな作家の本を読んでみるも、
なかなか好きと思うものが見つからず、
でも、この「海の仙人」はすごく好きな感じだった。
心が平に波打つ感じ。

昼間に、富士山の3100mのところで働いている友人から
ケイタイに写真つきでメールが届いた。
雲の海からのぞく光。今日はおやまも暑いそう。

もう、夏も本番ですね。




■BGM : 「ねうま/窓」

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